事故の経験があるライダーの言うことは心して聞きましょう
暖かくなると冬の間は冬眠していた、いわゆる「街乗りライダー」をポツリポツリと見かける季節になりました。私がオートバイに乗っていたのは30年も前の事です。
「街乗りライダー」は当時の私たちの間だけで呼んでいた俗語で、私たち仲間は自分たちのことを自ら、寒い冬でもオートバイに乗る、「気合のライダー」を自負して差別化していました。ヘルメット、マスク、マフラー、防寒服で首から上と胴体は何とか寒さをしのげましたが、どうしても指先が冷えて、長時間走っていると生爪を剥がされる様な痛みに耐えられなくなり、温まったエンジンに手を当てたりしていました。
当時はヒーターが内蔵されて温めてくれる手袋やブーツがいつかは発売されると思っていました。最近ネットで検索してみました。ヒーター内蔵の手袋は有りましたがオートバイ用ではありませんでした。ライダーの人口が減っているので発売までには至らないのでしょうか。防寒手袋の件はともかくとして、暖かくなってくると気になるのは手袋を着けないライダーを多く見かけることです。手袋は保温の為もありますが、何よりも転倒時などの怪我防止に必需品です。おそらく転倒した経験が無いライダー達がそうなのだと思います。
私は山道のカーブで転倒した経験があります。低速だったので擦り傷程度で済みましたが、手袋は私の手のひらの身代わりに破れてしまいました。もし手袋を着けていなかったらと想像しただけで恐ろしいです。またブーツも履かず、短パンでオートバイに乗っているライダーを見かけたことがあります。
実はそう言う私もオートバイで普通の革靴を履いて会社に通勤したことがあります。そんな時に限って事故を起こすものです。一時不停止の乗用車に当てられてしまいました。愛車VTが私の左足にガシャン!と落ちてきました。足首をひどく捻挫して近くの病院に運ばれました。ブーツさえ履いていればこんな怪我はせずにすんだものを・・・と後悔しても後の祭りです。もちろん仕事用のスラックスはボロボロです。ジーンズや革のパンツならこうはなっていなかったでしょう。もし短パンだったらなどと想像すると震え上がってしまいます。真夏の暑い時期でもオートバイに乗る装備はしっかりとしましょう。